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TypeScript on SvelteKit学習メモ2

· Kishimoto
※この記事は私の学習が進むにつれ内容が更新されていく想定の記事です。

{#if form?.message}
  <p class="message">{form.message}</p>
{/if}

Q: 上記はどういう処理をしていますか?

この処理は、formオブジェクトにmessageプロパティがある場合に、その値を表示するためのものです。具体的には、form.messageがnull、undefined、または空文字列でない場合に、pタグを使ってform.messageの内容を表示します。この処理は、テンプレートエンジンなどでよく使われる条件文の書き方の一例です。


Q: import { enhance } from ‘$app/forms’;がよくわからないのですがuse:enhanceすることによって何が変わりますか?

import { enhance } from ‘$app/forms’は、Svelteアプリケーションでフォームのハンドリングを容易にするために提供されている $app/forms モジュールから、enhance 関数をインポートしています。

use:enhance は、Svelteのディレクティブの1つであり、この関数を使用することによって、フォームの操作や検証のロジックをより簡単に追加することができます。具体的には、フォームの要素に use:enhance ディレクティブを追加することで、enhance 関数がその要素を変更して、Svelteのフォーム機能を改善することができます。

たとえば、 input 要素に use:enhance を追加することで、input 要素の値を FormData オブジェクトに追加する、入力値の検証を行うなどの機能を追加できます。このようにして、use:enhance は、フォームのハンドリングをより簡単にし、より多くの機能を提供することができます。


Q: より具体的な使用方法や処理を教えてください

use:enhance は、Svelteのフォームに対して以下のような機能を追加できます。

FormDataオブジェクトの作成 フォームの各要素に use:enhance を追加することで、FormDataオブジェクトを作成することができます。これにより、フォームのデータを簡単に取得できます。

<script>
  import { enhance } from '$app/forms';

  let formData = new FormData();

  function handleSubmit() {
    // フォームのデータをサーバーに送信する
    fetch('/submit', {
      method: 'POST',
      body: formData
    });
  }
</script>

<form on:submit|preventDefault={handleSubmit}>
  <input type="text" name="name" use:enhance bind:this={nameInput}>
  <input type="email" name="email" use:enhance bind:this={emailInput}>
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

入力値の検証 フォームの要素に use:enhance を追加することで、入力値の検証を行うことができます。以下の例では、required 属性を持つ input 要素に use:enhance を追加し、その入力値が空でないことを検証しています。

<script>
  import { enhance } from '$app/forms';

  let name;

  function handleSubmit() {
    if (!name) {
      alert('名前を入力してください。');
      return false;
    }
    // フォームのデータをサーバーに送信する
  }
</script>

<form on:submit|preventDefault={handleSubmit}>
  <input type="text" name="name" use:enhance required bind:this={name}>
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

エラーメッセージの表示 フォームの要素に use:enhance を追加することで、エラーメッセージを表示することができます。以下の例では、input 要素に use:enhance を追加し、エラーメッセージを表示するための div 要素を追加しています。

<script>
  import { enhance } from '$app/forms';

  let name;
  let nameError;

  function handleSubmit() {
    if (!name) {
      nameError = '名前を入力してください。';
      return false;
    }
    // フォームのデータをサーバーに送信する
  }
</script>

<form on:submit|preventDefault={handleSubmit}>
  <div>
    <label>
      名前
      <input type="text" name="name" use:enhance required bind:this={name}>
    </label>
    {#if nameError}
      <div class="error">{nameError}</div>
    {/if}
  </div>
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

カスタム検証ロジックの追加 フォームの要素に use:enhance を追加することで、カスタム検証ロジックを追加することができます。以下の例では、input 要素に use:enhance を追加し、 validate プロパティにカスタムの検証関数を指定しています。この検証関数は、入力値が偶数であることを検証しています。

<script>
  import { enhance } from '$app/forms';

  function isEven(value) {
    return value % 2 === 0;
  }

  let number;

  function handleSubmit() {
    if (!isEven(number)) {
      alert('偶数を入力してください。');
      return false;
    }
    // フォームのデータをサーバーに送信する
  }
</script>

<form on:submit|preventDefault={handleSubmit}>
  <input type="number" name="number" use:enhance validate={isEven} bind:this={number}>
  <button type="submit">Submit</button>
</form>

enhance 関数は、他にも多くのオプションをサポートしています。たとえば、 filter オプションを使用することで、フォームの値を変換する関数を指定することができます。また、 delay オプションを使用することで、入力値が変更されてから指定した時間が経過したときにのみフォームの値を更新することができます。


Q: ブラウザネイティブとはどういうことですか?またブラウザで言うネイティブな言語?はなんですか?

「ブラウザネイティブ」という用語は、Webブラウザ上で動作するプログラムで、ブラウザの標準機能を使用して作成されたものを指します。つまり、特別なライブラリやフレームワークを使用せずに、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術だけで構築されたものを指します。

一方、「ネイティブ言語」という用語は、ある特定のプラットフォームで動作するプログラムを開発するために、そのプラットフォームで使用されるプログラミング言語のことを指します。たとえば、Windowsで動作するアプリケーションを開発するためには、C++、C#、VB.NETなどのプログラミング言語が一般的に使用されます。

Webブラウザにおいて、ネイティブ言語はJavaScriptであり、これはブラウザで直接実行される唯一の言語です。一方、HTMLやCSSは、Webページの構造やスタイルを定義するための言語であり、JavaScriptとは異なる役割を持ちます。Webアプリケーションにおいて、JavaScriptは、動的なコンテンツを作成し、ページの外観や動作を変更するために使用されます。


Q: では”ブラウザネイティブな動作をエミュレートする”とはどう言うことでしょうか?svelteKitのドキュメントにあったので言語は同じJavaScriptかと思うのですがエミュレートしなくてもネイティブではないのですか?

「ブラウザネイティブな動作をエミュレートする」ということは、JavaScriptを使用して、ブラウザで実行される標準的な動作を再現することを意味します。たとえば、ブラウザが提供するDOM操作、Ajaxリクエスト、フォームの操作などの機能をJavaScriptで再現することができます。

SvelteKitのドキュメントで「ブラウザネイティブな動作をエミュレートする」と言及された場合、SvelteKitアプリケーションがサーバーサイドで実行される場合に、ブラウザ環境での標準的な動作を再現するために、JavaScriptで実装されたものを指している可能性があります。これは、ブラウザ環境とサーバー環境では、利用可能なAPIやライブラリが異なるため、同じ動作を再現するためには、それぞれに合わせた実装が必要になるためです。

SvelteKitの場合、ブラウザ環境とサーバー環境で同じコードを実行することができるため、開発者はコードを再利用しやすくなり、開発の効率化につながります。ただし、ブラウザ環境とサーバー環境で異なる動作をエミュレートする必要がある場合は、開発者が別々に実装する必要があるかもしれません。


:enhance={() => {
  deleting = [...deleting, todo.id];
  return async ({ update }) => {
    await update();
    deleting = deleting.filter((id) => id !== todo.id);
  };
}}

Q:上記が何をやっているのか教えてください

このコードは、Svelteの use:enhance ディレクティブを使用して、削除処理を実行するためのものです。以下に、このコードの各部分について説明します。

:enhance={() => { // 関数を指定して `enhance` を呼び出す
    deleting = [...deleting, todo.id]; // `deleting` 配列に `todo.id` を追加
    return async ({ update }) => { // `update` 関数を返す
        await update(); // コンポーネントの状態を更新する
        deleting = deleting.filter((id) => id !== todo.id); // `deleting` 配列から `todo.id` を削除
    };
}}

このコードは、enhance 関数の引数に無名関数を渡しています。この無名関数は、 deleting 配列に todo.id を追加し、コンポーネントの状態を更新するために update 関数を返します。update 関数は、Svelteによって提供される関数であり、コンポーネントの状態を更新するために使用されます。この関数が呼び出されると、Svelteはコンポーネントを再レンダリングし、新しい状態を反映します。await キーワードを使用することで、update 関数が完了するまで処理を一時停止します。

update 関数が完了すると、deleting 配列から todo.id を削除しています。これにより、todo.id を削除処理の途中で再度削除することを防止します。

このコードは、削除処理が完了するまで、ユーザーからの新しい操作をブロックするため、削除処理が完了するまでの間、UIがフリーズしないようにすることができます。また、update 関数が呼び出されるたびに、コンポーネントが再レンダリングされるため、削除処理が完了した後に、コンポーネントの状態が正しく更新されます。


import { json } from '@sveltejs/kit';

export function GET() {
	const number = Math.floor(Math.random() * 6) + 1;

	return new Response(number, {
		headers: {
			'Content-Type': 'application/json'
		}
	});
	return json(number);
}

Q:return json(number);の前にreturnがありますがreturn json(number);を追加する意味はなんですか?またどうなりますか?

return 文は、関数の実行結果を返すために使用されます。一度 return 文が実行されると、以降のコードは実行されません。つまり、return new Response(number, {…}) の後にある return json(number); は、実行されません。

一方、json() 関数は、SvelteKitによって提供される便利な関数で、引数に渡されたデータを JSON 形式の文字列に変換して、適切なヘッダーとともに Response オブジェクトを返します。このため、json(number) を返すことで、コンテンツタイプが application/json の Response オブジェクトが返され、HTTPクライアントがJSON形式のデータを受信することができます。

つまり、 return new Response(number, {…}) と return json(number); のうち、どちらか1つだけを返す必要があります。どちらを返すかは、開発者の意図によりますが、SvelteKitの場合は、json() 関数を使用することで、より簡潔で理解しやすいコードを書くことができます。したがって、return new Response(number, {…}) の行は削除することができます。


Q: svelteKit,TypeScriptでwebアプリケーションを開発する際に多いディレクトリ構成やファイルの意味を教えてください

SvelteKitでTypeScriptを使用してWebアプリケーションを開発する場合、以下のようなディレクトリ構成が一般的に使用されます。

├── src/
│   ├── routes/  // ルーティング関連のファイルを配置するディレクトリ
│   │   ├── indexts  // ルートパスにアクセスされた場合の処理を記述するファイル
│   │   ├── api/  // API関連のファイルを配置するディレクトリ
│   │   │   ├── poststs  // `/api/posts` にアクセスされた場合の処理を記述するファイル
│   │   ├── $slugts  // パスパラメータを使用する場合のファイル名の形式(例: `/blog/:slug`)
│   ├── lib/  // 共通の処理を記述するファイルを配置するディレクトリ
│   ├── components/  // Svelteのコンポーネントを配置するディレクトリ
│   ├── apphtml  // アプリケーションのルートとなるHTMLファイル
│   ├── appts  // アプリケーションのエントリーポイント
│   ├── hooksts  // フック関数を定義するファイル
│   ├── env.dts  // 環境変数の型定義を記述するファイル
├── static/  // 静的ファイルを配置するディレクトリ(例: 画像ファイル、CSSファイルなど)
├── __tests__/  // テスト関連のファイルを配置するディレクトリ
├── package.json

このディレクトリ構成における主要なファイルやディレクトリについては以下のようになります。

src/: ソースコードを配置するディレクトリ。ルーティング関連のファイル、共通の処理を記述するファイル、Svelteのコンポーネントなどを配置することができます。 src/routes/: ルーティング関連のファイルを配置するディレクトリ。ルートパスにアクセスされた場合の処理を記述するファイルや、API関連のファイルを配置することができます。 src/lib/: 共通の処理を記述するファイルを配置するディレクトリ。たとえば、APIクライアントやユーティリティ関数などをここに配置することができます。 src/components/: Svelteのコンポーネントを配置するディレクトリ。再利用可能なUIコンポーネントをここ


Q: svelte-kit配下に作成されるディレクトリ構成とファイルの意味を教えてください

SvelteKitによって自動生成される svelte-kit ディレクトリには、SvelteKitのビルドや実行に必要な設定ファイルやキャッシュなどが保存されます。 svelte-kit ディレクトリに生成されるファイルとその意味について説明します。

svelte-kit/
├── dev/  // 開発用のファイルを配置するディレクトリ
│   ├── assets/  // 開発中に生成されたアセットファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── build/  // 開発用のビルドファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── cache/  // キャッシュファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── server/  // サーバーサイドのファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── static/  // 開発用の静的ファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── indexhtml  // 開発用のインデックスファイル
│   └── index.js  // 開発用のエントリーポイント
├── output/  // 本番用のファイルを配置するディレクトリ
│   ├── assets/  // 本番用のアセットファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── build/  // 本番用のビルドファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── cache/  // キャッシュファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── server/  // サーバーサイドのファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── static/  // 本番用の静的ファイルが保存されるディレクトリ
│   ├── indexhtml  // 本番用のインデックスファイル
│   └── index.js  // 本番用のエントリーポイント
├── cache/  // キャッシュファイルが保存されるディレクトリ
├── config.js  // SvelteKitの設定ファイル
├── package.json  // SvelteKitの依存関係やスクリプトを記述するファイル
├── session/  // セッションファイルが保存されるディレクトリ
├── svelte-kit.js  // SvelteKitのエントリーポイント
└── tmp/  // 一時ファイルが保存されるディレクトリ

これらのファイルとディレクトリは、SvelteKitの実行やビルド時に使用されます。たとえば、開発サーバーが使用するファイルや、静的ファイルを格納するディレクトリ、本番ビルド用のファイルを格納するディレクトリ、キャッシュファイルを保存するディレクトリ、セッションファイルを格納するディレクトリなどが含まれます。以下に各ファイルとディレクトリの説明を示します。

svelte-kit/dev/:開発用のファイルを保存するディレクトリ。開発中に自動的に生成されるアセットファイルや静的ファイル、ビルドファイルなどが保存されます。 svelte-kit/output/:本番ビルド用のファイルを保存するディレクトリ。本番ビルド時に自動的に生成されるアセットファイルや静的ファイル、ビルドファイルなどが保存されます。 svelte-kit/cache/:ビルドや実行に必要なキャッシュファイルを保存するディレクトリ。SvelteKitはビルド時に一度キャッシュを作成し、次回のビルドが高速化されます。 svelte-kit/config.js:SvelteKitの設定ファイル。アプリケーションのビルドや実行時に使用される設定を定義することができます。 svelte-kit/package.json:SvelteKitの依存関係やスクリプトを記述するファイル。 svelte-kit/session/:セッションファイルを保存するディレクトリ。SvelteKitは、セッションを管理するためにこのディレクトリを使用します。 svelte-kit/svelte-kit.js:SvelteKitのエントリーポイント。ビルド時や実行時に使用されます。 svelte-kit/tmp/:一時ファイルを保存するディレクトリ。ビルド時や実行時に使用される一時ファイルが保存されます。 これらのファイルやディレクトリは、SvelteKitが自動的に生成するため、編集する必要はありません。ただし、SvelteKitの設定をカスタマイズする必要がある場合は、config.js ファイルを編集することができます。


Q: TypeScriptと一緒の場合でも上記のディレクトリ構成になるのですか?

はい、SvelteKitでTypeScriptを使用してWebアプリケーションを開発する場合でも、デフォルトのディレクトリ構成は上記のようになります。ただし、TypeScriptを使用する場合は、ファイルの拡張子が .js ではなく ts になるため、例えば app.js ではなく appts となります。また、Svelteコンポーネントの拡張子も svelte ではなく sveltets になります。それ以外の点では、TypeScriptを使用する場合でも上記のディレクトリ構成が一般的に使用されます。


Q: SvelteKit,TypeScript,viteを同時に使用した場合でも一般的に上のディレクトリ構成になりますか?

はい、SvelteKit、TypeScript、および Viteを同時に使用した場合でも、一般的には前述したディレクトリ構成が使用されます。ただし、Viteはビルドツールとして使用されるため、SvelteKitの生成物としてのディレクトリ構成は若干異なる場合があります。SvelteKitは、Viteを使用して開発サーバーを起動するため、開発時には svelte-kit/vite.config.js ファイルが生成されます。また、本番ビルド時には、Viteが使用されてビルドされたアセットファイルが svelte-kit/build/ ディレクトリに出力されます。しかし、SvelteKitのルーティング機能やプリレンダリング機能は、Viteによって影響を受けずに使用することができます。


Q: svelteのバージョンの調べかたを教えてください

Svelteの最新バージョンやリリース履歴は、公式のGitHubリポジトリやnpmレジストリで確認できます。具体的には、以下の手順で調べることができます。

SvelteのGitHubリポジトリを開きます: https://github.com/sveltejs/svelte ページ上部の「Releases」をクリックします。 「Latest release」として最新バージョンが表示されます。 また、npmレジストリでも最新バージョンを確認できます。以下の手順で調べることができます。

ターミナルを開き、npm view svelte version コマンドを実行します。 ターミナルに最新バージョンが表示されます。 これらの方法でSvelteの最新バージョンを確認することができます。なお、Svelteのバージョンアップには注意が必要で、プロジェクトによっては互換性の問題がある場合がありますので、アップデートする前に十分にテストを行う必要があります。


Q: svelteKitのバージョン確認方法を教えてください

SvelteKitの最新バージョンやリリース履歴は、公式のGitHubリポジトリやnpmレジストリで確認できます。具体的には、以下の手順で調べることができます。

SvelteKitのGitHubリポジトリを開きます: https://github.com/sveltejs/kit ページ上部の「Releases」をクリックします。 「Latest release」として最新バージョンが表示されます。 また、npmレジストリでも最新バージョンを確認できます。以下の手順で調べることができます。

ターミナルを開き、npm view @sveltejs/kit version コマンドを実行します。 ターミナルに最新バージョンが表示されます。 これらの方法でSvelteKitの最新バージョンを確認することができます。なお、SvelteKitのバージョンアップには注意が必要で、プロジェクトによっては互換性の問題がある場合がありますので、アップデートする前に十分にテストを行う必要があります。


Q: svelteKitバージョン1.5.6でも上記のディレクトリ構成になりますか?

はい、SvelteKitのバージョン1.5.6でも、前述したディレクトリ構成が使用されます。SvelteKitは、バージョン1.5.6以降も、同じ基本的なディレクトリ構成を採用しています。ただし、バージョンアップによって、一部の機能やファイルの配置に変更がある場合があります。したがって、バージョンアップを行う際には、公式のリリースノートを確認し、変更点について注意深く調べることをお勧めします。


Q: svelte-kit/generatedやsvelte-kit/typesの意味や配下に設置されるファイルの意味を教えてください

SvelteKitによって自動的に生成される svelte-kit/generated ディレクトリと svelte-kit/types ディレクトリには、以下のようなファイルが含まれます。

svelte-kit/generated ディレクトリ:SvelteKitによって自動的に生成されるファイルを保存するディレクトリです。主に、APIルートのハンドラー関数、SvelteコンポーネントのJavaScriptバンドル、静的ファイルのコピーなどが保存されます。このディレクトリは、SvelteKitが自動的に生成するため、手動で編集する必要はありません。 svelte-kit/types ディレクトリ:SvelteKitによって自動的に生成されるTypeScriptの型定義ファイルを保存するディレクトリです。主に、APIルートやSvelteコンポーネントの型定義が保存されます。このディレクトリも、SvelteKitが自動的に生成するため、手動で編集する必要はありません。 これらのディレクトリは、SvelteKitによって自動的に生成されるため、通常は編集する必要はありません。ただし、これらのファイルを削除してしまった場合、SvelteKitは再生成することができます。また、一部のカスタマイズが必要な場合は、APIルートやSvelteコンポーネントを手動で作成し、必要な型定義を記述することができます。


Q: svelte-kit配下に自動的に作成され得るすべてのディレクトリとファイルまたその説明をください

SvelteKitのプロジェクトで、svelte-kit ディレクトリはデフォルトで以下のような構成になります。ただし、プロジェクトによっては一部のファイルが存在しない場合があります。

svelte-kit
├── build/
├── generated/
├── package.json
├── prerendered/
├── routes/
├── static/
└── types/

それぞれのディレクトリやファイルについて説明します。

svelte-kit/build/ ディレクトリ: 本番環境用のビルド時に、Viteが生成するアセットファイルや、SvelteKitによって生成された静的なHTMLファイルが保存されます。 svelte-kit/generated/ ディレクトリ: SvelteKitが自動生成するAPIルートのハンドラーや、SvelteコンポーネントのJavaScriptバンドルなどが保存されます。このディレクトリに含まれるファイルは、自動生成されるため、直接編集する必要はありません。 svelte-kit/package.json ファイル: svelte-kit ディレクトリ内のNode.jsプロジェクト用のパッケージ設定を定義するファイルです。 svelte-kit/prerendered/ ディレクトリ: npm run build コマンドで生成された静的なHTMLファイルが保存されます。このディレクトリは、–prerender フラグが使用された場合にのみ生成されます。 svelte-kit/routes/ ディレクトリ: SvelteKitアプリケーションのルーティングを定義するファイルが保存されます。ルートディレクトリ以下の各ページに対して、1つの svelte ファイルと1つの .js ファイルが対応します。 svelte-kit/static/ ディレクトリ: SvelteKitアプリケーションで使用される静的ファイルが保存されます。例えば、画像やCSS、JavaScriptファイルなどが含まれます。 svelte-kit/types/ ディレクトリ: SvelteKitによって生成されたAPIルートやSvelteコンポーネントの型定義ファイルが保存されます。このディレクトリに含まれるファイルは、自動生成されるため、直接編集する必要はありません。 以上が、svelte-kit ディレクトリに含まれる主なディレクトリやファイルです。 SvelteKitを使用すると、これらのディレクトリとファイルが自動的に生成されます。一部のファイルは、手動で編集する必要がある場合があります。たとえば、APIルートやSvelteコンポーネントを作成する場合は、svelte-kit/routes ディレクトリに svelte ファイルを作成し、必要に応じて .js ファイルを作成する必要があります。また、必要に応じて、svelte-kit/static ディレクトリに静的ファイルを保存することができます。

SvelteKitは、開発環境と本番環境で異なるビルド処理を実行するため、svelte-kit/build ディレクトリには、開発用ビルドと本番用ビルドのためのアセットファイルが分けて保存されます。svelte-kit/prerendered ディレクトリには、事前レンダリングされた静的なHTMLファイルが保存されます。このディレクトリは、npm run build コマンドで –prerender フラグを使用してビルドした場合にのみ生成されます。

最後に、svelte-kit/package.json ファイルは、SvelteKitアプリケーションに必要なパッケージを管理するために使用されます。このファイルは、通常のNode.jsプロジェクト用の package.json ファイルと同様に、依存関係のバージョン管理やスクリプトの定義などに使用されます。


Q: proxy+page.servertsの意味や使い方の例を教えてください

SvelteKitでは、 proxy 設定を使用してAPIリクエストをフロントエンドから直接サーバーに転送することができます。proxy 設定を使用することで、APIリクエストをブラウザから直接送信せずに、SvelteKitのサーバー側でリクエストを処理できるようになります。これにより、セキュリティの問題や、クロスドメインの問題を回避することができます。

proxy 設定を使用するには、SvelteKitアプリケーションのルートディレクトリに、svelte.config.js ファイルを作成し、proxy 設定を定義します。例えば、以下のように書くことができます。

// svelte.config.js
export default {
  kit: {
    // proxy 設定を追加
    proxy: {
      '/api': 'http://localhost:3000'
    }
  }
};

この設定では、 /api で始まるすべてのリクエストが、 http://localhost:3000 に転送されるようになります。つまり、SvelteKitのサーバーで受信したリクエストが、 http://localhost:3000 にプロキシされます。

また、 page.serverts ファイルを使用することで、サーバーサイドでのページの振る舞いを定義することができます。page.serverts ファイルには、APIリクエストを処理するための関数を定義することができます。以下は、例として page.serverts ファイルにAPIリクエストを処理する関数を追加する例です。

// src/routes/apits
export async function get(request: Request) {
  const response = await fetch('http://localhost:3000/api/data');
  const data = await response.json();
  return {
    status: 200,
    body: data
  };
}

この例では、/api で始まるリクエストが /api/data に転送され、/api/data のデータを取得し、SvelteKitアプリケーションのAPIリクエストのレスポンスとして返します。page.serverts ファイルは、サーバーサイドの処理を担当するため、Svelteコンポーネントでは実行できないサーバーサイドの処理を記述することができます。


Q: 一般的なproxyまたはプロキシについて教えてください

プロキシ (Proxy) は、インターネット上でユーザーが行う通信を代理で処理するサーバーのことを指します。通信の内容を暗号化して送受信するための SSL プロキシや、ネットワーク内のコンテンツにアクセスするためのキャッシュプロキシなどがあります。プロキシを使用することで、ユーザーはネットワーク内のコンテンツにアクセスしたり、セキュリティを強化することができます。

一般的に、Webアプリケーションの開発において、プロキシはフロントエンドとバックエンドの通信を中継するために使用されます。フロントエンドから送信されたリクエストをバックエンドに転送する際、プロキシを経由することで、複数のバックエンドサーバーに分散してリクエストを処理する負荷分散や、バックエンドのレスポンスをキャッシュすることで高速化を図ることができます。また、プロキシを使用することで、セキュリティの強化や、通信の暗号化なども実現することができます。

Web開発において、クライアント側のWebアプリケーションからバックエンドのAPIサーバーにリクエストを送信する場合、CORS(Cross-Origin Resource Sharing)の問題が発生することがあります。CORSは、異なるオリジン(ドメイン・ポート・プロトコル)からのリクエストをブラウザが制限する仕組みで、APIサーバーが別のオリジンからのリクエストを受け入れるようにするには、プロキシを使用してAPIリクエストをフロントエンドから直接送信するのではなく、サーバーサイドでAPIリクエストを転送することが必要になります。